2022年7月20日にキングジムからポメラの新型DM250が発売されてました。
DM200が突然生産終了になったので、ポメラシリーズの開発自体が終わってしまったのかと思いましたが、無事新作が発売されました。
DM250という名前の通り、DM200の後継機です。
DM200と比較して、一番改善されたなと思うところはバッテリーの持ちです。バッテリー容量の増加で、24時間もバッテリーが持つようになりました。
スマホを持ち歩いている人はモバイルバッテリーも一緒に持ち歩いていることが多いので、それほどメリットに感じないかもしれませんが、バッテリー容量を気にせずに執筆に集中できるのはとてもすばらしいことだと思います。
DM250からは端子がタイプCになったので、ポメラ用にわざわざmicroBのケーブルを持ち歩く必要がなくなりました。Androidの人はタイプCのケーブルがポメラと共用できるのでありがたいと思います。
DM200と比較してATOKの機能も強化されています。また、DM250にはシナリオモードというのが新たに追加されました。仕事柄、縦書きの脚本や台本を作る人たちにとってはありがたい機能だと思います。
もちろん従来のアウトライン機能やフレーム機能、原稿用紙機能もちゃんと搭載されています。執筆のアイデア出しや指定の文字数通りの執筆をしないといけない人にはとても重宝する機能です。
少し重くなりましたが、サイズ感はDM200と同じです。
正当に進化しているので、DM200を買い換えようと考えていた人にとっては間違いのない選択です。
あえてDM200という選択肢もある
DM200は生産終了したと言いましたが、まだ市場には新品の在庫があります。ヨドバシドットコムではすでに販売を終了していますが、アマゾンではまだ新品を販売しています。マーケットプレイスの業者ではなくアマゾン自体が販売しているので、購入しやすいです。
値段も2万円台で購入でき、発売したばかりのDM250と比較すると、かなりお買い得です。
個人的には、シナリオモードが必要なければ、あえて型落ちのDM200を購入するのも賢明な選択だと思います。バッテリーはモバイルバッテリーでどうにかなりますし、DM200にはアウトライン機能や原稿用紙機能もあります。
ポメラを初めて買うなら、DM200から入った方が値段も手頃でいいのかなと思います。
DM200もプロの物書きや同人作家さんが多数使っています。芸人の方も台本の作成に使ったりしています。
まずはDM200を使ってみて、もっと上の機能のものが欲しいなと思えば、DM200を売って、DM250を購入すればいいと思います。その頃にはDM250もある程度価格も下がってきているはずです。
今は、スマホでも文章を簡単に書くことができます。なので、文章を書くことしかできない機械にお金を払うのは馬鹿げていると考える人も多いですが、一度、文章を書くことしかできない機械を体験すると、執筆の考えがガラッと変わると思います。これは経験した人にしかわかりません。