一太郎2022プラチナ[ATOK 40周年記念版]を購入すると、凸版文久体の5書体とフォントワークスデザイン書体の7書体が買い切りで手に入ります。
前のバージョンの一太郎2021プラチナではフォントワークスの筑紫明朝などが買い切りで手に入りましたが、一太郎2022プラチナではATOKの40周年記念版ということなのかフォントワークスに加え、凸版印刷の凸版文久体も手に入ります。一太郎を購入してもらえるフォントで凸版印刷のフォントが対象になるのはおそらく初めてだと思います。
凸版文久体の5書体とフォントワークスデザイン書体の7書体の内訳
一太郎2022プラチナを購入してもらえるフォントは以下のようになっています。
凸版文久体の5書体
TJ-凸版文久明朝 Pr6N R
TJ-凸版文久見出し明朝 StdN EB
TJ-凸版文久ゴシック Pr6N R
TJ-凸版文久ゴシック Pr6N DB
TJ-凸版文久見出しゴ StdN EB
フォントワークスデザイン書体の7書体
FJS-スーラ ProN DB
FJS-ニューグレコ StdN DB
FJS-モード明朝Bラージ ProN M
FJS-スキップ ProN D
FJS-キアロ Std B
FJS-パール Std L
FJS-ラグランパンチ Std UB
凸版文久見出し明朝、ラグランパンチ、パールはかなり印象的なフォントです。ラグランパンチはキルラキル(アニメ)でも使用されています。パールは文書の書の日の部分の下のカーブが特徴的で目を引くフォントだと思いました。
フォントの使用条件
凸版文久体の5書体とフォントワークスデザイン書体の7書体が使える範囲は以下のページにまとまっています。文書の印刷や電子書籍にも使えます。なので、同人誌や電子書籍出版にも使えます。
フォントは一太郎以外のソフトでも使えるので、ワードなどすでに使い慣れたソフトがあるなら、そちらで作業してもいいと思います。
一太郎2022プラチナにはグラフィックソフトの花子2022も付属します。花子2022は本の表紙や帯を作る機能や同人誌即売会のお品書きを作ったりもできます。一太郎と花子は機能的に連携できるので、一太郎で同人誌作成をしてみてもいいかもしれません。一太郎には小説のチェックに適した文書校正もついています。字下げチェック、約物の用法のチェック、会話文でのくだけた表現や、ら抜き表現をチェックしない設定にもできます。
一太郎2022プラチナには詠太という読み上げソフトも付属します。日本語話者が4人選べます。話者は男女2人ずつです。「」や『』など、カッコを分けることで話者を変更することができます。なので、小説のかけあいの部分などを実際の音声で再現できます。
音声で読み上げてもらうと、誤字脱字に気付きやすくなりますし、流れの悪いところを見つけるのにも役立ちます。
フォントはプラチナ版のみ付属
一太郎2022には、一太郎2022と一太郎2022プラチナの2種類があります。凸版文久体とフォントワークスのフォントが付属するのは一太郎2022プラチナの方です。一太郎2022には付属しないので注意してください。ATOK Passportはどちらのバージョンにも付属します。
最近はフォントもサブスクが増えてきて、買い切りで購入できる物が少なくなりました。そんな中、一太郎2022プラチナを購入すると、凸版文久体とフォントワークスのフォントが買い切りで手に入るのは貴重です。
ワードだけでなく、エクセル、パワーポイントユーザーも特別優待版が購入できます
一太郎2022プラチナには通常版、アカデミック版、バージョンアップ版、特別優待版があります。
特別優待版はワードのユーザーだけでなく、エクセルやパワーポイントのユーザーでも購入可能です。もちろんジャストシステム製品のユーザーも対象です。
エクセルやパワーポイントのユーザーでも特別優待版が購入可能なのはありたがいです。通常版と比較して、かなり安くなります。