アマゾンを始め、いろんな通販サイトでポメラDM200の値段が急に下がり出しました。今なら3万円を切る価格で購入できます。新機種の発売が近いのでしょうか。
ポメラは執筆専用マシンです。
もともとは簡単なメモや会議の議事録用を想定して作られたものですが、作家や小説家で愛用している人も多いです。
こちらの記事によると、芥川賞ノミネートで話題になった尾崎世界観さんもポメラで小説を書かれています。(機種は不明ですが)
ポメラDM200はポメラの完成型ともいえる機種で、歴代のポメラの弱点だった変換機能が大幅に向上しています。以前の機種もATOK搭載でしたが、パソコンのATOKと比べると変換精度にかなり問題がありました。DM200ではパソコン版と同等のATOKを搭載することにより、誤変換にイライラすることなく文章を打つことに集中できます。表示もモリサワフォント(UD新ゴRとUD黎ミンR)なので美しく視認性も高いです。
類語辞書も搭載
以前のポメラにも国語辞書(明鏡国語辞典MX)や英和(ジーニアス英和辞典MX)、和英(ジーニアス和英辞典MX)辞書が搭載されているものがありましたが、DM200ではこれに加えて類語辞典(角川類語新辞典.S)も搭載されています。ちょっと気になることもポメラである程度調べられるので、思考を乱されることなく執筆に取り組めます。
白黒反転可能
DM200にはカラー液晶のディスプレイが搭載されていますが、表示は白黒表示です。設定で、背景を黒くして文字を白にすることができます。こうすると、目の疲れが軽減されます。DM200のバックライトは完全にはオフにはできませんが、それでもかなり暗くすることができるのであわせて活用すれば、パソコンで打つよりも目にやさしい執筆が可能です。
乾電池から内蔵バッテリーへ
DM200ではポメラシリーズで初めてバッテリー搭載になりました。ATOKの変換能力をパソコン並に上げるのに乾電池ではどうしても電力が足りないため、バッテリー搭載になりました。18時間とかなりバッテリーのもちはよく、モバイルバッテリーでも充電できるので特に不都合はないです。
アウトライン機能搭載で長文が書きやすくなった
DM200にはDM30と同様、アウトライン機能が搭載されています。
DM200は画面が横長で7インチもあるので、アウトラインを表示させても文章を書くスペースがちゃんと確保されます。
文頭に.(ピリオド)や#(シャープ)を付けるだけで、簡単に見出し設定ができます。作家の人だけでなく、ブログを書いている人にも助かる機能です。見出しの階層は10段階まで対応しているので、実用性も十分です。見出しの階層の移動やコピーなど、全部ショートカットキーでできます。いつもパソコンで文章を書いている人はマウスを使わずにここまでできるのかと感心すると思います。マウスに頼らず両手をフルに使ってキーボードを打つのは快感です。
親指シフト対応
富士通が親指シフト対応のキーボードの販売を2021年に終了するというニュースが話題ですが、DM200は親指シフトに対応しています。ちなみにDM100も対応しています。付属のシールを貼ることで親指シフトの配列にできます。今までポメラにあまり興味がなかった人もポメラで親指シフトが使えると知って興味をもった人も多いと思います。
画面がグレア液晶なので保護フィルム必須
DM200は残念なことにグレア(光沢)液晶です。
保護フィルムを付けていないと、写り込みがあります。
これだと書くことに集中できないので、保護フィルム必須です。DM200の保護フィルムは何社か発売していますが、ミヤビックスのフィルムが性能の面からおすすめです。目も疲れにくくなりますし、画面の保護にもなるのでDM200と同時に購入しておいた方がいいです。
保存は絶対SDカードで!!!
ポメラのデータは本体かSDカードに保存することができます。自分で書いた文章はかけがえのない財産なので絶対に失うことがあってはいけません。DM200には無線LANも搭載されており、googleアカウントを利用することで、iPhoneやEvernoteにデータを保存することも可能です。DM200の画面にQRコードを表示させ、それをスマホで読み込むことで文章を保存することも可能です。ローカル環境では本体もしくはSDカードに保存できます。保存先は絶対にSDカードにしておくことをおすすめします。万一ポメラが壊れたら本体に保存されたデータを救出することはかなり難しいです。なので、SDカードに保存しておいた方が絶対に後悔しません。SDカードを保存先にしておけば、続きの作業をそのままパソコンで続けることも可能です。この方法だとバッテリーも消費しないので、より長い時間ポメラを使うことが可能になります。
DM200を購入するならヨドバシよりもアマゾン
DM200をいざ買おうと思っても比較的大きい近所の家電量販店にも置いてなかったりします。そうなると通販となるのですが、アマゾンでの購入が最安値になります。
ヨドバシだと4万円くらいで、ポイントが10%還元されますが、それでもアマゾンの方が安いです。ヨドバシは値段の変動も激しいですが、アマゾンだと何年も3万5000円で安定しています。
DM200にはライバル機種というものが存在しないので、なかなか値段は下がりませんが、アマゾンなら値段がずっと一定なので、損した気にならずに購入できます。1日100円で購入できると考えると、かなり安いです。TwitterやLINEの誘惑にも負けず執筆に取り組めます。執筆しかできないマシーンの威力は実際に使ってみた人でないとなかなかわかりにくいかもしれませんが、プロの作家の人が推す理由がわかります。